九州旅行:写真と解説
第6日・1030日;鉄輪温泉・別府観光-2


別府温泉の中でも最も温泉場らしい雰囲気のある鉄輪温泉



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平成年20(2008)10月25日〜11月1日  (8日間)
日 程 主要(観光)コース 宿泊地
第1日  厚木自宅⇒羽田発7:30⇒⇒⇒福岡空港着9:15⇒空港(マツダレンタカー)⇒香椎宮⇒海ノ中道⇒宗像大社⇒門司・レトロ街⇒福岡市内(中洲、天神で夕食)⇒宿泊(平和台ホテル)
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福岡

第2日

 ホテル⇒大宰府と天満宮⇒武雄温泉(元湯・入浴⇒大村湾P・A⇒長崎平和記念公園・浦上天主堂⇒グラバー亭、大浦天主堂⇒宿(長崎ワシントンホテル)⇔繁華街、めがね橋、中華街・・・夕食)
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長崎
第3日

ホテル⇒諫早干拓堤⇒小浜温泉⇒雲仙地獄・温泉(仁田峠スカイライン)⇒深江道の駅、災害記念館⇒島原F・T⇔島原城、武家屋敷跡⇒⇒⇒熊本F・T⇒熊本城⇒宿(六花の湯・ドーミーイン熊本)⇔熊本繁華街(夕食)
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熊本
第4日

ドーミーイン熊本⇒水前寺公園⇒南阿蘇鉄道(みなみあそみずのうまれるさとはくすいこうげんえき:日本一長い駅名)⇒阿蘇中岳火口⇒阿蘇・草千里⇒大観峰(阿蘇外輪景勝地)⇒飯田高原・長者原⇒九酔峡(九重大吊橋)⇒筋湯⇒黒川温泉:御客屋旅館(宿泊)⇔散策・ふもと旅館(立寄り湯)
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黒川温泉
第5日 黒川温泉・宿⇒九重I・C⇒大分空港⇒国東(仏の里)⇒両子寺⇒天念寺、川中不動⇒長安寺⇒富貴寺⇒伝乗寺(真木大堂)⇒熊野磨崖仏⇒宇佐神宮(八幡宮総本社)⇒鉄輪温泉:陽光荘(宿泊).
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別府・
鉄輪温泉
第6日 鉄輪温泉・地獄めぐり:海地獄⇒かまど地獄⇒地の池地獄・・、他⇒宿⇒別府市内観光、竹瓦温泉(立寄り入浴)他、沿岸地区の温泉めぐり⇒陽光荘
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別府・
鉄輪温泉
第7日 陽光荘⇒湯布院(由布院散策、金隣湖、下ん湯 ( したんゆ )立寄り湯、「天上桟敷」(休憩:モン・ユフ、林檎のコンポート)⇒湯平温泉(散策:共同湯・中央湯入浴)⇒湯布院⇒宿・陽光荘⇔ひょうたん温泉(立寄り湯、食事)
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別府・
鉄輪温泉
第8日 宿(光陽荘)⇒大分道・玖珠⇒深耶馬溪(一目八景⇒耶馬溪ダム⇒溪石園)⇒本耶馬渓(羅漢寺⇒青の洞門・競秀峰⇒オランダ橋)⇒R496(魔林峡、猿飛千壺峡)⇒英彦山・高住神社⇒花公園ケーブルカー⇒⇒奉幣殿⇒参道⇒旧亀石坊(雪舟庭園)⇒小石原(道の駅)⇒秋月⇒大分道・甘木⇒福岡空港(レンタカー返却、土産、夕食)、20時45分発⇒⇒⇒羽田22時15分着(息子送迎)⇒自宅帰着

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鉄輪温泉・別府観光(2)




鬼山地獄;園内には70匹の温泉ワニ



金龍地獄;園内には何故か
釈迦像や仏像が多い、「地獄に仏」



血の池地獄;平安期より存在が知られる。
酸化鉄などによって朱色に染まる





白池地獄;空気に触れると青白く色が変化





坊主地獄;湧き出る湯泥が坊主頭に見えるから・・?


別府温泉:地獄めぐり  「地獄の沙汰も金次第・・?」


普通、地獄というと噴気、噴煙が噴出し、
地獄池のようなドロドロした高温の沼など荒涼とした風景を思い起こす。 

別府では単に温泉が吹き上げるところを地獄と呼んでいるようが、
当時の周辺は草木も生えない、まさに地獄のような場所だったのであろう。 

ここ鉄輪の地獄地帯は、千年以上も昔より噴気、熱泥、
熱湯などが噴出していたことが「豊後風土記」にも記せられ、
近寄ることもできない、忌み嫌われた土地」であったとされている。 

しかし、これらの地獄は現在は趣向をこらし、
装いを設えてそれなりの景観を演出し、適度に管理されていて、
強いて言えば人工の地獄であろうか。  

従って、「地獄の沙汰も金次第」で見物するのにも無料ではなく、
一箇所見るのに何と400円以上もかかる。 

温泉地獄は、含有物によって青、赤、白などの様々な泉色を呈し、
間欠泉などの特色のある源泉も点在する。 

また、温泉の熱を利用して飼育・育成した
動植物を展示する施設を併設したものもある。 

これらの温泉を利用した創作物が別府観光の目玉の一つとなっている。 

尚、写真で紹介した其々の地獄は鉄輪の郊外に集中して存在しているが、
「血の池地獄」は離れたところにある。



別府駅前で足湯ならぬ、「手湯」を楽しめるモニュメント


駅前高等温泉;
別府市駅前にある駅前高等温泉。
ペンション風の建物が目印。
大正ロマン漂う風貌は
一際存在感を際立たせている。 





竹瓦温泉
別府に数多くある共同浴場、
その中でもシンボル的存在である。
今回の湯巡りのNo1、 
古き歴史を感じさせる和風建築の浴舎は素晴らしく、
観光客に人気の的



竹瓦温泉;歴史を感じさせる浴槽



別府湾や街並みを見下ろす「別府タワー


浜脇温泉・湯都ピア浜脇;市営の温泉施設で、
1階が通常の浴場である浜脇温泉、2階が風呂のほかにうたせ湯、
ジャグジー、歩行湯などの風呂とトレーニングマシンを利用できる




北浜温泉テルマス;湯煙越しに拝む御来光。
泉都・別府らしい初日の出スポットとして知られる。
屋外浴場は、水着着用の混浴風呂とあって毎年、
元旦には多くの家族連れらでにぎわうという。 
大型温泉施設で、テルマスとはラテン語で
「浴場」を意味するらしい。




幸温泉;家並にひっそりと佇む温泉場、
一回100円だが、
月極めの入浴料金は700円というのがいい



わくわく・かっぱの湯;温泉スーパー銭湯
普通の風呂、泡風呂、電気風呂


亀川温泉・浜田温泉

旧館の面影のある入り口、
2源泉混合の浜田泉源から
小判形のタイルの浴槽に投入されている




競輪温泉; 
さすがに別府。競輪場の中にまで温泉がある、
しかも開催中は無料ときた。



別府市街地の主に湾岸部の立寄り湯の探訪
  

別府温泉
は源泉数、湧出量ともに日本一を誇る・・!!、
 
源泉数(孔)2847箇所、(日本全国の約1割)湧出量は一日13万KLを超える。 
温泉は鶴見岳(1375m)と伽藍岳(1045m)の二つの火山の地下に存在する食塩型(Na−Cl)の熱水であり、その温度は250〜300度、熱水は天水(雨水)が主で
東側の断層に沿って海岸方向に流動し、
低地に流れるにしたがって傾斜地や平地に溢れ出している。 

この流動期に沸騰し、浸透水により希釈され、
岩盤との反応により多種多様の水質(泉質)が形成され、
多数で多種の温泉を湧出する地域を形成しているのが別府温泉である。 

これらの別府温泉を総称して「別府八湯」と呼ばれ、
愛称、“温泉合衆国”とも言われている。 

それが浜脇、別府、亀川 観海寺、堀田、明礬、柴石温泉の各温泉である。
 
そして、日本1位そして世界2位の湧出量を誇る
別府八湯の温泉群の中心に位置し、
最も多くの温泉源が集中するのが「鉄輪温泉」(かんなわおんせん)である。 

その歴史も古く鎌倉期、一遍上人が念仏行脚の途上鉄輪の地を訪れ、
猛り狂う地獄地帯を鎮めて湯治場を開いたのが鉄輪温泉の始まりとされている。 

いまだに「湯治」の雰囲気を残す温泉街、
処々方々に湯煙が立ちのぼり、まさに別府を象徴する街並みと景観である。


        
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