東北紀行 (30頁)
東北地方の主に内陸部の土地々の観光、温泉、歴史を巡ってます。
( 「日本周遊紀行」の続編)
平成年22年(2010年)10月秋季
福島県⇒宮城⇒岩手県秋田県⇒山形


祝い・・!!、東北・平泉地方の歴史敵文化が2011年6月、
「世界文化遺産」に登録されました。


東北紀行2010


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 東北紀行(58)角館 「武家屋敷群」  ,




 江戸期の武家屋敷群の黒塀としだれ桜(観光協会)





 角館武家屋敷略図(提供者に感謝)



間もなく国道341号線に出て、更に生保内にて盛岡からの国道46号線にて角館へ向かった。
ご存知、角館は「江戸期の武家屋敷群」で有名なところで、特に、屋敷群もそうだが名物・枝垂れ桜の咲く春たけなわの頃は大勢の人々で賑わうところである。

玉川沿いに大きな駐車場があり、駐車場の中にお土産やが軒を並べる珍しい光景が見られた。
これより町並み、屋敷群に向かうが、この位置からだと広い道路が左右に広がり、道端は緑の大木が被さっていてシットリとしているが、何といっても秋枯れの風情で大きく枝を垂らした名物の「シダレザクラ」が特徴ある姿で覆っている。 


各家敷のシダレザクラは今から350年前、京都から迎えた「お姫さま」の道具の中にあった3本の苗木が最初で、それが元となって長い年月を経て、今日まで残る「角館のしだれ桜」になったと言われている。


幅を大きく取った左右の通路は北方向、そして南方向へ延びていて、更に、道路と屋敷群との境には「粋な黒塀」が施してあり、これが何ともいい風情をなしているのである。
北方向には歴史的な建物で、石黒家、青柳家、そして南方角には岩橋家、河原田、小野田家、そしてやや離れて松本家などの武家屋敷群が並んでいる。

先ず、北の「石黒家」から訪ねてみた。

次回、角館・「石黒家



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 東北紀行(59)角館 「石黒家」  ,



 石黒家薬医門


 
 石黒家屋敷と庭園



最初に訪れた石黒家は町名が表町下丁にあたり、武家屋敷通りの北の端に位置する。
何れのお屋敷もそうであったが、先ず黒塀に接続している「薬医門」を潜ることになる。

薬医門には文化6年(江戸末期の1809年)4月27日と書かれた矢板があり、道路側にはのぞき窓も付けられている。
薬医門というのは民家の大きな屋敷や武家屋敷、小寺の入り口に立つ重厚な門のことを指しているようだ。 
そのいわれは、一説には矢の攻撃を食い止める「矢食い(やくい)」からきたという説と、又、かつて医者が優先的に通された門として使用したからとも云われる。 
建物様式は、しっかりした四本以上の柱を建て、切妻型の屋根を乗せた門のことを言うようである。


門を入ると直ぐに主家があって正玄関と脇玄関の二つが並んでいる。
こような玄関を持つのは当然ながら、身分の高い武士の家だという。 
玄関より主屋に通されると、いきなり座敷(部屋)の中でお客に向かって案内説明(ガイド)をしてくれている、これは有難い。 
特に予約が無くても随時、係員が丁寧に5分ほど行っているようだ。


床の間や書院、火灯窓(上部が曲線状になっている形の窓で、禅宗の建築様式とも言われる)、大台所がいかにも格式を表す。 
玄関に垂れる「枝垂れ桜」も風情があっていいが、奥庭の年輪を伺わせる樹木の配置も美的である。



石黒家は、財政勘定方の関係の役職で藩(佐竹北家)に仕えた家柄で、武家屋敷のなかでは現存する最も古いものという。 
モミや枝垂れ桜など樹齢250年を超える深い木立ちのなかに、江戸時代そのままの姿で主屋、門、塀、土蔵などが保存されている。

主屋の建築年代は、18世紀から19世紀にかけての頃と推定されていて、屋根は萱葺きで、庭には水に見立てた苔が緑にしたたり、簡素なたたずまいが歴史を感じさせる。

次回、「青柳家



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