東北紀行 (47頁)
東北地方の主に内陸部の土地々の観光、温泉、歴史を巡ってます。
( 「日本周遊紀行」の続編)
平成年22年(2010年)10月秋季
福島県⇒宮城⇒岩手県秋田県⇒山形

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 東北紀行(91)蔵王 「山形蔵王スキー場」  .




 蔵王スキー場・全体MAP


蔵王温泉は、大露天風呂の他に公営の共同浴場として高湯通りに「上湯、下湯」、湯の香通りに「川原湯」などがが存在する。 

他に民営の源七露天の湯、新左衛門の湯、中央ロープウェイの乗り場横の「ZAOセンタープラザ」などの日帰り入浴施設もあり、下湯の前には足湯も設置されている。



温泉は蔵王連峰の西麓にある温泉で標高880mに位置し、古くは高湯とも呼ばれていたらしい。 
伝説によると、東征した日本武尊に従った吉備多賀由(キビノタガユ)によって西暦110年頃発見され、多賀由から転じて高湯と呼ばれるようになったという。 
実に1900年もの歴史を有することになる。

同県の白布温泉、福島県の高湯温泉と共に奥羽三高湯の一つともいわれる。
又、国内有数のスキー場である「山形蔵王温泉スキー場」に隣接しており、樹氷でも有名なことは周知である。  


スキー場は大小のゲレンデが20エリア、索道ケーブルがロープウェイ3基、大小のリフト40基ととてつもない大規模なスケールで、単独のスキー場としては日本で最大の面積を誇り、変化に富むコースが数多くある。
特にスキー場最上部の樹氷原コースではスキーを滑走しながら樹氷が見られることで有名で世界的にも知られている。


私事ながら、蔵王温泉スキー場へは温泉街の中に会社の保養所(NTT蔵王山荘、民営化とともに営業停止)も有って、家族と共に数回訪れたことがある。 
当節(1990年代)はスキーの最も盛んな時期でスキー人口も多く、週末などはゲレンデは人で溢れた。
そんなこともあって広大な蔵王のスキー場ゲレンデを全制覇するのには1日がかりであったことも記憶している。

関東圏から蔵王スキー場へ向かうには、東北道の村田ICから笹谷峠を越えるルートが最短であるが、当時は未だ山形道は全線開通はしていなかった。 
そんなある年のシーズンに車で蔵王に向かっている時、明け方近く笹谷トンネル付近で強烈スリップを起こし、反転して山側のU字溝へ落ちて動きが取れなくなり、大型車に引き上げてもらったこともあった。

次回、「坊平高原



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 東北紀行(92)蔵王 「蔵王坊平高原」   ,



 
 広大な「蔵王坊平高原」(上部はスキー場)



蔵王連峰、蔵王温泉の「蔵王」という地名は、主峰の熊野岳を中心とした山形県と宮城県の奥羽山脈の南側一体を呼ぶもので、蔵王という山名は存在しない。 

蔵王という名称は、お釜で有名な山形・宮城県境の蔵王連峰の一つで、主峰熊野岳の頂上(刈田岳)に「蔵王権現」を祀ったことに始まるといわれている。 
それは飛鳥期末の頃で、これ以降、修験道の修行の場となり、当地を「蔵王山」と呼ばれるようになったとされている。




この後、その蔵王の名所でもある お釜、熊野岳へ向かう。
向かう途中、「鴫の谷地沼」という看板が目に付いた。 温泉街にほぼ隣接して、ひっそりとたたずむ湖沼「鴫の谷地沼」である。 
五月連休の頃、いっせいに水芭蕉が咲くことでも有名であるが、温泉地にも近く湖畔の眺めや吹く風も爽やかで、のんびりと散策したい人にはおすすめであろう。



グニャグニャした蔵王ラインから上山から上ってきた道と合流し、左折して更に進むとやがて蔵王坊平である。
10月半ばも過ぎ東北はいよいよ紅葉シーズンでもある。 
一般に東北では紅葉シーズンがやや遅れていると聞いたが、やはり温泉街の周辺ではそんな感じも受けたが、さすがに蔵王エコーラインに入り、お釜に向かうまでの道沿いにある紅葉は大分色づいているようである。 
ただ、もみじやナナカマド系の赤色より普通広葉樹の赤褐色から黄色系が多いようである。


坊平高原(「ライザ」ともいうらしい)は標高約1000メートル広がる高原で、スポーツ施設やスキー場もある広大な高原で気持ちがいい。 
周囲には白樺林もあり、ススキの穂が風に揺れている車のいない大きな駐車場で、一服しながら風情を観賞する。

今は、草紅葉のスキー場ゲレンデ(蔵王坊平高原スキー場)が、かなり上方まで延びているのが判る。 

その左手はグッと切れ落ちて仙人沢の清流が流れる。 
そこには観音滝や不動滝の名所もある。 
又、この辺りでは登山コースも整備されていて、主峰の熊野岳(標高1841m)まで延びている。

次回、「エコーライン




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